2022-01-30 ブラックボックス 芥川賞を今回受賞した、砂川文次のブラックボックスを読んでみました。前半では、自転車のメッセンジャーが舞台。キャノンデールのCADD9を駆っての描写が自転車乗りには共感を覚えます。主人公にだぶるところも自分にもあって楽しく読めました。 自由でいたい、けれど同時に安心感も欲しい、それには不快感が伴う。それが、主人公を切れさせている・・・。 なんとなく、気持ち的には分かる気がするなあ。