S田の山行き

遠州地方を中心にサイクリングを楽しんでます

井川300 ブルベ

井川300参加してきました。あくまで、マイペースで行くつもりで、無理なペダリングは極力おさえ、景色を楽しみながら走り始めます。まずは、大井川沿いのマラソンコースを南下、海を前に吉田へ、牧ノ原台地を登り、金谷へ、大井川沿いを北上、ようやく家山の桜トンネルまで出ました。満開とまではいかないまでも見応えありました。
どんどん山深くなってきます。
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南アルプスの白い頂きが見えはじめてきました。
千頭を過ぎ接阻峡温泉、井川湖、畑薙ダムそしてようやく折り返しの白樺荘に到着です。井川湖手前までは、以前夏に、寸又峡一泊サイクリングの時走ってましたので、その先は初で良かったです。一緒に参加のY田さんは私が、ここに来る直前で既に折り返しですれ違いです。速いです。私もここで、ゆっくりできれば良かったのですが、日暮れてからの峠越えを考えると早々に引き換えしです。
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南アルプスがきれいな背景で戻る前にせめて写真だけでも撮っておきました。
 
 
 
 
 
 
下りは最高に気持ち良かった。今回のベスト区間です。
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長島ダムあたりではアプト式列車が走っていて湖上に駅があったりします。昼間の写真はここまでで、大井川沿いを下って、途中春野へ向かう峠越えに備えコンビニでエネルギー補給。いよいよ、夜間ステージが近づいてきます。できるだけ明るいうちにルートを進もうと思うのですが、案の定漆黒の闇の中の山道を独り旅。
けれど、走っているとなんとなくワクワクした気分になってきました。ライト明かりだけを頼りに車1台分の林道を路面を気をつけて走ります。そういえばラリーカーにあこがれて将来の夢なんかにラリードライバーになりたい、なんて書いていたことがあったのを思い出しました。たくさんのライトをつけて夜の道を走る車にあこがれてました。自転車ですがそんな気分で走ってました。ブルベとかでないと夜間山道を独りでは絶対走らないと思うので今回は貴重な体験ができたと思います。ようやく春野に出て次は、お馴染みの周智トンネル越え、一旦自販機の前で糖分補給で一休み。時間は、8時頃でした。結構この区間も道が広くてきれいなのですが、夜は、かえって堪えます。ただ、ここを越えれば山の中から抜け出せるのでペダルを淡々と漕ぎ続けました。
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ようやく抜けてからは、今度は市街地を車に気を付けて走ります。掛川、菊川抜けて空港に向かっての牧之原台地の登りが最後の難関の坂でした。後は、往路の道を戻りました。蓬莱橋がライトアップされていたので、写真に撮ってみたのですが、よくわかりませんね。けれど、大井川のマラソンコースは左右ライトが付いていてなかなか走りやすかったです。月も良く見えてこの時分は、ゴール間近とあって気持ちも楽に楽しめました。
 
そして、0時過ぎにゴールです。私は6時からなので18時間と少しかかりました。Y田さんはもっと早く、既に到着していて待って戴いてました。ありがとうございました。そしてお疲れさまでした。なにより、安全に戻ってこれたのがなによりです。ブルベという機会でないとこんな時間に走る事はまずないでしょう。これが400KM、600KMなると、さらに過酷でしょう。今回はいい経験ができました。今回のルートは、泊りでのサイクリングであれば最高ですが、一気に走りきる事で、走り終えた後の充実感が何よりも代えがたいものなんだなと思いました。そして、終わった後のノンアルコールビールですが最高でした。
近いうちに、泊まりでのロングライドをやってみたいといろいろ考えてます。走った後の1杯のためのサイクリング。どうでしょう。